小児矯正|【公式】横浜市港北区の歯医者は妙蓮寺歯科クリニックへ|小児歯科専門医が治療。
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小児矯正
Pediatric correction

小児矯正
子どもの成長を利用して行う矯正です

小児矯正は、子どもの成長を利用し無理のない方法で行うもので、乳歯から永久歯に生え変わる過程を注視しながら治療を行っていきます。
子どもの成長期に合わせての治療になるため、その分時間はかかりますが、とても理にかなった負担の少ない治療法だと考えます。
また、金額も抑えることができます。

歯並びを乱す原因はたくさんあります

歯並びや咬み合わせに問題が起こるのは、後天的なことが原因になることも多くあります。
お子さんが普段何気なくしているクセによって歯並びが崩れている可能性があるのです。

お子さんにこんな様子がみられますか?歯並びチェック!

  • 口がポカンと開いていることが多い
  • よく頬杖をつく
  • 下唇を噛むクセがある
  • 食事中にくちゃくちゃと音がする
  • いびきがうるさい
  • 食事中に必ず水を飲みたがる
  • 爪を噛む
  • 乳歯が抜けていないのに、永久歯が生えている
  • ご両親のどちらかに矯正した経験がある
  • 指しゃぶりがやめられない
  • 歯ぎしりをしている

子どもの頃の困ったクセによって歯並びを悪くしている可能性があります。
まずはご相談にいらしてください。

機能的矯正(マイオブレース・T4Kシステム)
これは、早期予防矯正治療で、悪い歯並びの根本的原因に働きかける事を目的としています。
口腔周囲筋や舌筋のバランスを整えることにより、自然な成長と発達を実現させることができます。
治療に最適な年齢は3~15歳で、口内に取り外し可能なマウスピースを1日1時間と夜間就寝時に装着します。
さまざまな口腔習癖は、全ての永久歯が生え揃う前から明らかになります。
つまり、従来考えられていたよりも、ずっと幼少期、早い子どもで3歳から治療が開始できます。

お子さんの歯並び・咬み合わせはこうなっていませんか?

受け口

「受け口」とは、上下の歯を噛み合わせたときに、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を言います。
日本人には多いタイプの不正咬合で、お子さまの不正咬合のなかでも早期に治療を始めたほうがいいものの代表です。なぜなら「受け口」は、あごの骨格の成長に深くかかわっているからです。

大人になってからだと、「受け口」を根本的に治すには、大掛かりな矯正治療や、外科手術しか方法がありません。しかし、お子さまの場合は、あごの骨格がまだ安定しておらず、成長過程の途中であります。「育ち盛りの子どもにそんなことをしても大丈夫?」と不安になるかもしれません。
------大丈夫です。
この治療は、成長を止めるわけではなく、成長の方向を調整するものですから、お子さまの身体に無理をかけるわけでは決してないのです。

出っ歯

「出っ歯」とは、上の歯、特に前歯が前方に突出している状態で、タイプの不正咬合です。

先天的に歯が大きいお子さま、歯列弓が小さめのお子さまは、「出っ歯」になりやすいです。
また、小児期の習癖から「出っ歯」になることもあります。例えば、指しゃぶり、下唇を噛む、口呼吸などです。
そのようなお子さまには、歯列弓を広げる装置などを使います。
それに平行して、習癖をやめるよう導いていくことも、もちろん必要です。

すきっ歯

「すきっ歯」とは、歯と歯の間にすきまができている状態です。
歯全体にすきまがある場合と、部分的な場合があります。遺伝的に歯が小さいと、全体的にすきまができたりします。

小児歯科にはよくこの「すきっ歯」の相談がありますが、心配のないケースも少なくありません。
たとえば乳歯が「すきっ歯」になっているのであれば、問題のないことがほとんどです。
このあとに乳歯よりも大きい永久歯が生えてくるわけですから、そのくらいのスペース的なゆとりがあったほうが、むしろいいくらいです。

永久歯の上の前歯が、「ハ」の字型に開いて出てきたという相談もよくあります。
これは多くの場合問題ないことが多いと思われます。その脇にある歯が次々に大きな永久歯に生え替わっていけば、すきまがそれに押されて自然に閉じてくるからです。

すきっ歯になる原因はその他様々なものがありますが、そのうちの一つとして上唇小帯(じょうしんしょうたい)の付帯異常や正中埋伏過剰歯(せいちゅうまいぼつかじょうし)などが考えられます。
「上唇小帯」というのは、上唇と歯茎をつなぐ筋の部分のこと。
この筋が上の前歯2本の間まで伸びている状態が「上唇小帯の付帯異常」です。
これが起きると、上の前歯がいわゆる「すきっ歯」になってしまいます。
上の前歯が「ハ」の字型に生えてくるのはよくあることですが、ふつうは自然に閉じていきます。
しかし「上唇小帯の付帯異常」があると、いつまでも閉じないケースが多く認められます。

治療例

受け口の矯正治療例【4歳 女児】

受け口の矯正で、望ましい治療時期は4・5歳からはじめ、前歯が生え揃いかみ合わせが正常に近い状態で安定すると一度矯正はお休みです。
二次性徴に入ったら、再度矯正治療を再開します。身長を小まめに測ってもらい、成長を予測しながらの高度な治療になります。
矯正専門の先生と連携を取りながら治療を行っています。


治療前

治療後
治療法 チンキャップ(額外矯正装置)
抜歯 非抜歯
費用 18.7万円
期間 4歳から1年間、お休みを経て、二次成長が始まった11歳から1年2ヵ月。
特徴 固い食べ物が嫌い
下顎が出ている
いつも口が開いている
上の歯と下の歯で舌をはさむ癖がある
よく噛まないで飲み込む
注意点 夜間装置がずれることがあります。
金属製のカップにより皮膚が荒れることがあります。
矯正治療中装置が破損することがあります。

小児矯正治療Q&A

子ども歯並びが気になりますが、いつから矯正治療を始めたらよいのでしょう?
矯正のタイプは2通りありますが、受け口の場合は幼稚園の頃から。
その他の場合は小学校低学年から始めることが多いと思われます。
矯正治療中はむし歯になりやすいと聞きました。むし歯が出来てしまったらどうするんですか?
矯正装置が入ると、自分では磨きにくくなるため、むし歯になることもあります。
矯正治療がスタートしてからむし歯になってしまうと、一旦、矯正装置を外してむし歯治療を行う場合もあります。
その分治療時間が長引いてしまいますので、定期的な来院により、担当医によるチェック、およびフッ素塗布やPMTCを行うことでむし歯を予防していきます。
期間はどれくらいかかるのでしょうか?
それぞれのお子様の顎の成長具合や、治療開始時期などによって違ってきますが、全て永久歯に生え変わる前の段階で1~2年程の治療期間となることが一般的です。
矯正治療を早く済ませることはできますか?
これは難しいです。
小児歯科矯正が、お子さまの成長を利用して行うものである以上、成長期の間はずっと、歯並びを注意してみていく必要があるのです。
とは言え、その間中ずっと装置をつけていなければならないわけではありません。必要なときには装置をとり外せますし、治療によってはお休みの期間もあります。だからそれほど窮屈に考えなくてもいいでしょう。
一般的に言うと、まじめに装置をつけているお子さまは、治りも早いです。日本人は適応能力が高いので、比較的まじめにつけていられるお子さまが多いようです。
ただし、指しゃぶりや、下唇を噛むなどの習癖が原因となっている場合は、治療が長引く傾向があります。これらについては、クセを直さず歯並びだけ治しても意味はありません。一方でクセを直す努力というのが絶対に必要です。
ただ、歯並びを治さないとクセも直らないということも言えます。まるで「ニワトリが先か、卵が先か」のような難しさのある問題なのです。
費用はどれくらいかかりますか?
お子様の症例によって治療方針や矯正装置の種類が異なりますので一概には言えませんが、目安として¥150,000~¥250,000ほどです。
治療中は月に一度調整に来て頂くことになります。
矯正治療を安く済ませることはできますか?
小児矯正は大人になって行う矯正治療よりも費用を抑えられる場合が多いです。

小児矯正治療を行う目的は、お子さまが大人になってから本格的な矯正治療をしなくても済むようにすることです。もちろんそれでも、大人になってまた矯正治療が必要になる場合もありますが、小児矯正でよい土台を作ったあとならば、より軽い治療で済むはずです。
目先だけを見れば確かにある程度の出費はありますが、お子さまの一生という長い期間で考えるようにしてください。それに、小児歯科矯正の料金は、大人の一般歯科矯正ほど高額にはなりません。
子どもの矯正治療を考えているけど小児歯科、矯正歯科どちらに行けばいいの?
迷われた際には一度ご相談にいらして下さい。
お子さまのお口の中を診させて頂ければ、小児歯科での矯正治療が可能かどうかを判断をすることができます。
場合によっては、矯正専門の歯科医院で治療を受けることをお勧めすることもあります。
費用に関して、当院に通われていて途中から別の歯科医院で矯正治療を受ける場合は、その間当院でかかった治療費を差し引いた形で引き継ぎ、治療を受けることができるよう連携をとっています。ご安心下さい。
「受け口」の治療は、早く始めれば早く終わるのですか?
できるだけ早期に始めたほうがいいです。
ただ、早く始めたからと言って早く終わるわけでもありません。
「受け口」には骨格の成長が深くかかわっており、矯正も成長を考え合わせながらおこなうので、どうしても長い期間が必要となるのです。
たとえば幼稚園から始めた場合、小学校に入るころにはたいてい噛み合わせが改善するので、そこで治療はいったんお休みになります。しかし、男の子の場合は中1、女の子の場合は小5ぐらいから、再開しなければなりません。
なぜなら、この年頃から身長がぐっと伸び始めるからです。身長だけでなく全身の骨が著しく成長する時期なので、下あごもぐっと前に出てきてしまいます。
そうは言っても、一生にかかわる大事なことだと思えば、子ども時代にがんばることは、大いに意義のあることだと言えます。またこの頃から反抗期に入ってくるお子さまも多いため、当院ではカウンセリングを含めた心のケアにも取り組んでいます。